| No.062 ネットワーク配線図 |
| 概要 |
・大規模なネットワークを管理するためには、配線図が必要。
・CADが利用できない場合、エクセルを使ってネットワーク配線図を作ると便利。
・罫線をグリッドや擬似的な下層レイヤーとして利用する。
・ネットワークは構築した後の保守、運用、管理にも手間がかかる。
(2005/09/11)
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| ネットワーク配線図がない |
今年度、大規模なネットワーク更新を計画、実施中だということは、以前も書いたと思います。これだけでも忙しいのに、ERPの導入や多発する障害対応などが加わり、とても忙しくなってきました。さらに、こんな状況にもかかわらず、情報システム部門の人員が削減されるという話を聞いて、非常に落ち込んでいます。
私が勤務している会社だけでなく、どこの企業でも情報システム部門の扱いはこんなに酷いもんなんですかね...と、愚痴はこれくらいにしておいて、本日の話題に入ります。
新しくネットワーク配線図を作っています。大まかなネットワーク配線図は、以前からパワーポイントなどを使って作成していました。でも、現ネットワークから新ネットワークへの移行を考えた場合、新旧二つのネットワークを同じ図面上に記述した方が関係者に周知しやすいのと、接続されている全てのネットワークを一元的に管理できる図面が存在していなかったという理由で作り直しているのです。
本当なら、CADが欲しいところなのです。でも、CADって敷居が高いですよね。私は、以前、電気関連の設計をやったことがあるので、少しはCADを使うことができるのですが、情報システム部員の場合、誰でも使えるというものではありません。ソフトウェアも高価ですしね。将来を考えると、情報システム部員が誰でもネットワーク配線図を保守できる状況が望ましいと言えます。
パワーポイントも良いソフトウェアではあるのですが、レイヤー(階層)やグリッド(補助点)がないため、大規模なネットワーク配線図には使いにくいというのが実感です。なにか良い方法はないかと考えてたどり着いた方法を紹介します。(もう知ってる人も多いと思いますが。)
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| エクセルって素晴らしい!! |
その方法とは「エクセルをCADの代わりに使う」というものです。
まずシート全体を選択して、列の幅を1に、行の高さを10に設定します。これで小さい四角がたくさん並んだ状態になります。これがグリッドの代用になります。シート全体を選択した状態のまま、文字の大きさを6ポイントにします。ちょっと字が小さいですが、セル内に入力された文字印刷しても欠けない大きさです。最後に、図形の調整→位置合わせ→グリッドを選択して準備完了です。
ハブやルータ、接続するサーバなどの機器は、四角や丸などのオートシェイプを組み合わせて、グループ化して利用します。配線はオートシェイプのコネクタを利用します。種類や速度によって線の色や太さを変えると直感的にわかりやすくなると思います。(例えば、光ファイバは黄色とか)
建物やフロアの形、机や棚など、ネットワーク配線図の背景となる部分はセルの罫線を使って描きます。こうすることで、簡易的な2層レイヤーになり、背景とネットワーク機器を別々に選択できるようになります。
複雑な図面の場合は、拡大したり縮小したりして、特定の部分だけを編集したり、全体を見渡してバランスを取ったりできます。私は、通常だと拡大率120%ぐらいで作業しています。
エクセルなので、簡単な表を挿入することもできますし、特定のページ数に強制的に納めて印刷することもできます。ワープロ代わりにエクセルを使う人もいるという話も聞きますし、やっぱりエクセルって汎用的な良いソフトウェアだと感じました。
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| カギ線コネクタ問題 |
一つ問題があるとすれば、カギ線コネクタです。オートシェイプ同士をカギ線コネクタで接続しておいて、オートシェイプを移動すると、カギ線コネクタが自動的に元の状態に戻ってしまい、他の線と重なってしまうのです。
どうしてもこれを防ぎたい場合は、2つのオートシェイプの間に小さなオートシェイプを中間に入れて、2本のカギ線コネクタで接続するしかありません。カギ線コネクタの一つの線だけを固定する方法があれば嬉しいのですが...誰か良い方法を知ってたら教えて下さい。
今回の新しいネットワークは、現ネットワークと同様にルータを100台以上使う比較的大きなネットワークなので、エクセルのシートは数十枚になりそうです。これを継続的に管理するのは大変だと思います。IPアドレスの管理、障害発生時の切り分け、構成変更時の保守、接続機器の管理などなど。ネットワークは作った後も大変だということを理解していない人が多いですよね。
将来的に構成を一切変更しないで、ネットワーク障害が絶対に発生しないと保証できれば、システム部門の人員を削減しても問題ないんですけどね。(あり得ないよなぁ。)
メーカに全てを任せると、メーカに都合の良いように設計、管理しますから、注意が必要です。(ネットワークだけでなく、情報システム全般に言えることですけどね。)しっかりメーカを指導できる人材を社内で養成する必要があります。ネットワークは会社の神経ですからね。しっかりと自己管理しましょう。
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