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No.064 Javaな日々の終焉
概要
・情報システム部門の人員削減と多忙な業務により、全ての開発業務を一時中断した。
・Javaによる開発も中断することになったが、残念ながら情報システム部員には難しすぎた。
・特にJ2EEの部分と画面、帳票の設計が簡単になって欲しい。
・JavaやACCESSに代わる開発ツールとして、Baseに期待している。
(2005/10/09)

もう開発できません
 「人が減って、仕事は増える。この人員と体制では業務が破綻します。」
 「確かに、その通りだ。」
 「では、開発業務を一時的に中断するというのは、いかがでしょうか?」
 「仕方がないな。じゃ、しばらくの間、中断ということにしよう。」

 ...という訳で、私が勤務している会社では、情報システム部門における全ての開発業務を一時的に中断することにしました。私は開発業務の責任者という立場でした。でも、開発業務だけをやっていた訳ではないので、他の仕事に集中できるようになり、少し余裕ができて良かったです。

 保守、運用業務は、どうしてもすぐに対応しなければならない案件が多いですが、開発業務や管理業務は利用部門に少し我慢してもらうこともできます。どうしても緊急の開発案件は、外部業者を使って、お金をたくさん払って作ってもらえば、何とかなりますしね。

 情報システム部門内で開発業務を将来的にやらなくなるということではなく、ERPの導入や新規ネットワークの構築など大規模な案件が片づいて落ち着くまでの間、中断するという事です。しかし、Javaを使った開発業務については、将来的にも完全に中断することにしました。かなり時間をかけて研究を続けてきただけに、非常に残念です。

Javaな日々の反省点
 なぜJavaをあきらめるという決断に至ったかというと、一般企業の情報システム部門において、オープンソースを使ったJavaの開発は難しすぎると思ったからです。

 私が作成した教育用の資料と一般の書籍を併用して、他の部員に自主的に勉強してもらうという形でJavaに取り組んできました。クライアントサイドのJavaや開発ツールの使い方などについては、特に難しいという雰囲気ではありませんでした。でも、サーバサイドJavaになってくると、かなり理解に苦しんでいる様子でした。

 1年以上の間、Javaについて研究してきました。約20人の情報システム部員の内、JSPやServletまで理解できた人が数人。EJBまでたどり着けた(理解できたのではなく)のが一人だけという結果でした。他の業務もやりながらJavaも勉強するという形でしたので、困難な状況だったとは思いますが、これではあきらめざるを得ません。

 試験的に会議室予約システムを作りましたが、廃棄しようと思います。シングルサインオンも実現できて、結構良くできたシステムだと思いましたが、私ともう一人しか保守できないのでは実用にはなりません。

 また、画面や帳票の設計部分については、有償ツールを導入しないと非常に効率が悪いです。EJBを実行するための設定やプログラムそのものの部分も、何となく面倒な感じがしました。EJBやユーザインタフェースに関しては、将来的に改善が加えられるという話も聞きますので、期待したいと思います。

 Javaが簡単か難しいかという判断は、実際にやってみなければできませんので、全くの無駄ではなかったと思います。(と思いたいです。)また、ウェブアプリケーションがどのようなもので、どうやって動くかという基本的な考え方は情報システム部員に理解してもらえたと思いますので、将来、何らかの役には立つでしょう。

 情報システム部門の人員に余裕があり、優秀な人材が豊富な場合は、Javaに取り組めばメリットはあると思います。(この条件に該当する情報システム部門は数少ないと思いますが。)

Baseに期待
 Javaが無理なら、今まで通り、COBOLとACCESSとNOTESで企業内情報システムの開発、保守、運用を行っていくしか選択肢はないかというと、私には一つ期待しているソフトウェアがあります。

 それは、オープンオフィス2.0から付属する「Base」というACCESSに似たソフトウェアです。まだ使ったことはありませんが、いろんなウェブサイトの記事を見る限り、結構使えそうです。ACCESSのテーブルやクエリーが使えて、開発環境もあり、そして、なんと言っても無料なのですから。

 しばらくして開発業務が再開したら、私も研究してみたいと思います。その頃には、バージョンが3.0になっていて、ACCESSと互換性があったら、なお嬉しいです。

 それに、10月6日付の日経新聞にも政府がオープンソース調達を本格的に始めるということです。これを機に、リナックス、オープンオフィス、サンバなどが一般企業にも普及して欲しいと思います。やっぱり、マイクロソフト社しか選択肢がないという現状は怖い気がします。

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