| No.080 情報基盤監視体制の確立 |
| 概要 |
・情報基盤を常時監視して、早期に復旧できるような組織体制を作る業務を行っている。
・平日の勤務時間だけでなく、土日祝日や夜間も対処できるように検討している。
・人材の確保と教育、監視装置の設定など苦慮することが非常に多い。
・復旧については、交換、2重化、予備、遠隔保守、出張保守などを上手く使い分けたい。
(2006/05/28)
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| 情報基盤の監視体制 |
最近の私のひとことの内容は、情報基盤の重要性に始まり、システム部門の人数、人材の教育と確保などについてでした。実は、全ての話は、今回の情報基盤の監視体制の確立に繋がっているのです。
ネットワークや重要なサーバ機器などの情報基盤の重要性が非常に高まっているという話は、以前に書いたとおりです。情報基盤の上で、どの程度重要なビジネスを展開するかにもよりますが、最近は、その停止がビジネスの停止に直結していることは間違いありません。情報基盤は機械ですので、必ず壊れます。壊れたときに迅速に復旧できる体制がなければ非常に困ったことになるのです。
私が勤務している会社でも、情報基盤上で非常に重要な情報システムが稼働することになったため、今までよりもしっかりとした監視体制を作ることになり、私に仕事が回ってきました。(最近は、多忙で目が回りそうです。)
現在取り組んでいるERPも確かに重要なシステムの一つですが、しょせん社内の人間が使う情報システムですので、その影響は社内および関係者に限定されます。今回は、非常に重要な社外向け情報システムが稼働になるので、このような監視体制が必要になったのです。全ての情報システムに、監視体制が必須という訳ではありませんので、お間違えなく。
まったくERPの導入だけでも大変なのに、この時期にそんな重要なシステムを稼働さるなよ!(怒)...と言っても、会社の方針に異を唱えられるわけでもありませんので、何とか努力しました。(泣)
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| 勤務時間と勤務体制 |
まずは勤務時間の検討から始めました。本来なら24時間365日体制で監視できるのが望ましいような情報システムだったのですが、宿泊設備(寝室、風呂、ロッカー室など)を作るのは、時間的にとても間に合わないですし、そこまで投資をするのも現実的ではないということで、断念しました。(と言うより、断念してもらいました。)
そこで、早番と遅番を作ることにしました。早朝から昼過ぎまで働く勤務と午後から夜間まで働く勤務を作ることにしました。これなら早朝から夜間まで、誰か情報システム部門に人がいることになりますので、障害発生時に迅速に対応できます。もちろん、勤務体制を変更するためには、関係各所(労基署や組合など)への調整が必要になりますが、この点は人事部がやってくれることになりました。人事部の皆様、ありがとうございます。
次に人材の確保です。土日と早朝、夜間は人を少なめにして、平日昼間は今まで通りの業務もあるので多めにして...という人員の配置を考えると、今の情報システム部門の人員では全然足りません。単純に考えて、現在の情報基盤の担当者の2倍は必要になります。なので、新規に優秀な人材採用しようと努力したのですが、面接にすら来て頂けなくて断念。なんとか社内で調整してもらっています。新人に対する教育計画も日々検討中です。人事部の皆様、ありがとうございます。
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| 監視装置の設定と復旧方法 |
監視体制を作って待機するのは人間ですが、情報基盤を監視するのは監視装置という名前のパソコンの役目になります。つまり、機械が機械を監視するのです。
監視装置の設定については、以前書いた文書を参考にしてもらえばよいと思います。ただし、今回、私が携わっている情報基盤はインターネットに接続されていません。つまり、メールサーバが存在しないので、障害発生時に携帯電話にメールを送るという方法が利用できません。仕方ないので、障害発生時に回転灯を動作させるように設定する予定です。
復旧方法については、以下の3つのパターンを上手く使い分けるように検討しています。
まず、導入する機器は、可能な限り「交換」だけで対応できるように設計しました。これなら、情報システム部員が予備品を持って現場に駆けつければ対応可能です。ルータは交換するだけで設定情報を他のルータから読み込んで自動復旧する機能を持つ機種にしました。ハブはIPアドレスを付与すると交換したら再設定が必要になってしまうので、IPアドレスを付けないようにしました。
次に、二重化や予備を検討しました。ネットワークに使用する光ファイバには、予備線を用意しました。中央の上位ルータは二重系にしました。重要なサーバも二重化を行ったり、予備品を用意したりしました。
最後に遠隔保守と保守契約です。障害発生時に情報システム部門だけでは対処できず、様々なメーカの方々の協力を仰ぐ必要が発生することも十分に考えられます。そこで、リモート接続用ルータを用意しておき、メーカのサポートセンターから遠隔保守を実施して頂けるように保守契約を締結する予定です。リモート接続用のルータは常時は電源オフにしておき、必要の都度電源を入れてセキュリティを確保することにしています。
遠隔保守で復旧しない場合も想定して、非常に重要な機器については、通常の出張保守契約も行おうと思っています。
今後、実際に情報基盤の監視をやってみると、もっと様々な問題が発生すると思います。よりよい監視体制を目指して改善していこうと思っています。
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