| No.085 システム管理者のいない会社 |
| 概要 |
・システム管理者のいない会社が、どれだけ悲惨な状況になるかを把握できた。
・数十項目の改善点が存在するため、リスク分析を行った。
・重大なリスクから順に対策を考えて、少しずつ実施していく予定。
・私自身はやりがいのある仕事だと思うが、反面、従業員の方々はとても可哀想。
(2006/09/10)
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| システム管理者の眠れない夜みたい |
転職しました。今日までで約1週間、新しい会社に勤務しました。前職の同僚の皆さんも、ここを読んでいただいていると思いますので、状況を報告しようと思います。
職種としては、前職とやっていることはほぼ同じで、簡単に言えば社内SEです。コンピュータに関することならなんでもやります。新しい会社では、さらに社内の総務部としての業務全般もお手伝いしていますので、非常に多忙です。
新しい会社のコンピュータに関する状況を把握することで、この1週間は精一杯でした。前職よりも会社の規模は小さいですし、パソコンの台数も200台ぐらいだし、遠隔地の拠点数も少ないので、楽勝かと思っていましたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。(泣)
なぜ私を必要として採用したのかが、すぐに理解できました。コンピュータに関しては、一言で言うと「悲惨」な状況です。システム管理者が不在な企業は、これほどひどい状況になるんだということが判っただけでも、転職して良かったと思いました。(前向きに考えないとね)
システム管理者の眠れない夜を実践しているみたいで、少し楽しいです。(そう、前向きにね)
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| 改善点が多すぎる! |
現状を把握して、問題点を列記しました。出るわ出るわの改善項目。たった1週間で、100近いの問題点を発見することができました。さらに問題なのは、この状況が問題であると認識していても、多忙と知識不足で手も足も出せないのです。会計監査でも非常に多くの問題点を指摘されていました。
とりあえず、全ての改善項目についてリスク分析を行い、重要な問題点から改善していくことにしました。担当者は私一人ですから、全ての項目を一度に改善することなんかできませんからね。詳細については、とてもここに書くことはできません。前職では当然だったことが、新しい会社では全くできてないのです。
と言っても、具体的に書かないと、どれだけ悲惨かが伝わらないので、一つだけ例を挙げます。
遠隔地の拠点ごとにサーバが設置されていました。サーバの中には、会社として非常に重要なデータがたくさん保存されていました。そのデータは、毎日テープに保存してるとの話を聞きました。実際に現地で確認してみると、テープは一度も交換したことがないとのこと。本来は毎日テープを交換して、さらに災害対策として外部業者へ寄託すべきなのですが...ま、これくらいは良くあることです。
驚いたのは、その後です。バックアップソフトを起動して処理結果を見てみると、なんとバックアップが正常に終了したのが、約1年前だったのです。他の拠点のサーバも確認しましたが、同様に約半年〜1年もの間、データのバックアップが行われていませんでした。誰も処理結果を確認してないのです。サーバが壊れたり、間違えて重要なデータを消去しちゃったらどうすんだよ。
とりあえず、急いで全サーバの現時点でのバックアップを取ることにしました。運が良くて良かったね。運も実力のうちなのかな。
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| 私は満足だけど |
私にとって新しい会社は、間違いなく「やりがい」のある職場です。改善点は多すぎますが、コンピュータに関しては私が決めたことが会社の方針になりますし、社長からも好きに働いていいと言われています。
でも、従業員の方々は可哀想だと思いました。システム管理者がいないがために、しなくてもいい様々な苦労をしています。
組織が大きくなればなるほど、事務方の実力が問われると思います。コストセンターと呼ばれる部門がダメな企業が成長できるわけがないのです。
事業はよく戦争に例えられます。勝ち続けて利益を出せなければ倒産するだけですからね。また、組織論は軍隊のノウハウから来ていると言われています。軍隊の規模が大きくなればなるほど、武器や人間の能力よりも、補給や支援が重要になってきます。さらに近代戦争は情報戦と言われ、情報収集とその活用が勝敗を分けます。経営も同様でしょう。
経営者の皆様へ。従業員数が100人を超えたら、最低でも一人は、専任のシステム管理者を作りましょう。(理想は二人ですよ。)
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