| No.087 パソコンの中の重要情報 |
| 概要 |
・クライアントパソコンの中に重要情報が多数保存されていることが判明した。
・原因は、サーバの容量が一杯に近いためと、サーバが十分に保護されていないため。
・とりあえず、MOを設置して、各自で重要情報を退避してもらうことにした。
・将来的にはサーバを更新して、データを保護する予定。
(2006/10/08)
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| サーバだけじゃなかったのね |
前々回のひとことで、サーバのバックアップについての悲惨な状況をお伝えしました。今回は、もっと重要な事に気がついて対策を行ったという話です。
ある日、遠隔地の事業所から電話がかかってきました。
「パソコンが動作しなくなっちゃいました。なんとかしてください。」
「そう。じゃ別のパソコン送るから、これ使ってください。」
「だめなんです。このパソコンじゃないと。中に重要な情報が入ってるんです。(泣)」
「え?サーバがあるんだから、データはサーバに置いてるんじゃないの?」
「サーバはディスクがほぼ一杯なんです。」
「うぁ、本当だ。残り100MBとかになってるね。」
「それに、サーバにデータを置いておくと、誰かが消しちゃったりするんですよ。」
「なるほどね。この会社の人たちはみんなそうなの?」
「はい。みんな各自のパソコンに重要なデータは入れてるんです。」
「データ量はどれくらいなの?」
「私は1GBぐらいです。でも、もっとたくさん各自のパソコン内にデータを持っている人はいますよ。」
「ギガバイト単位かよ...どれも貴重なデータなの?」
「そりゃ。もう。本当になんとかしてください。このままじゃ、やばいです。(泣)」
おい、泣くなよ。
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| 原因は... |
とりあえず見に行ったら、ディスクチェックが動作していて、途中で停止していました。ディスクチェックをパスして起動させて、データを他のパソコンへ移動させました。(サーバは一杯なので。)ディスクチェックで停止してしまうという状況だと、もう少しでハードディスクが破損する可能性があると思ったので、別のパソコンに変更してもらいました。
前職では、データは全てサーバへ保存するのが当然でした。パソコンは個人に対して割り当てておらず、職場に対してパソコンを割り当てていました。そのため、極端な話、毎日使用するパソコンが変わるという可能性もありましたので、作業中のファイルぐらいしかクライアントパソコンに保存してなかったのです。また、サーバへ保存したデータに関しては、情報システム部門が前日の状態までは必ず保証するということを、他の部署に対して宣言していましたし、必ずパソコンは壊れるという事を、常に教育していました。
今の会社のこの現状は、非常にまずい。企業にとって、データの保護は最重要課題なのです。今の時代、情報は全てコンピュータの中ですからね。
今までパソコンが壊れたらどうしてたのと周りの人に聞いてみたら、ああ可哀想にっていう感じで、なんとかなってたという話でした。本当になんとかなるようなデータならいいんだけどね。
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| 当面の対策と将来の対策 |
と言うわけで、対策を検討しました。
とりあえず、各職場にMOを配置することにしました。今更MOかよ、と思われるかも知れませんが、1枚で約2GBは保存できますし、USBメモリやSDカードなんかだと、小さすぎて紛失したり情報漏洩する可能性が高いと思います。例えば、MOやUSBメモリを紛失して、誰かが拾ったとします。USBメモリなら中身を見るのは簡単ですが、MOならあまり普及していないので、中身を見られてしまう可能性が低いと思います。DVD−RやDVD−RAMは速度が遅すぎます。
大容量の外付けハードディスクを購入してネットワーク経由でバックアップということも検討しました。でも、現状だと、人事異動の際にパソコンも一緒に持って行くということをやっているので、今後はMOにデータを入れて異動してもらおうと考えたので、最終的にはMOにしました。
全職場にMOドライブを設置して、一人に1枚、MOを配布する予定です。その後は、各自でパソコン内の重要データをMOに定期的に保存してもらうように依頼しました。
でも、これは当面かつ最低限の対策であり、理想型ではないことは判っています。将来的にはサーバを更新して、前職と同じ状況にしたいと考えています。でも、サーバのリース期限は約半年後なので、それに併せて実施する予定です。できる限り、無駄な費用は避けたいですから。
企業において、パソコンは必要なアプリケーションをインストールして、サーバ上のデータを操作するための端末であるべきだと思っています。
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