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No.088 パソコンの複製
概要
・当然のことながら、社員用の各パソコンの設定は、ばらばらでめちゃくちゃだった。
・今後導入するパソコンは、マスタとなる一台のパソコンから複製して作るする予定。
・gPartedは、無償で利用できる本当に素晴らしいソフトウェア。
・パソコンを複製する場合は、ソフトウェアのライセンス違反に注意すること!
(2006/10/22)

管理されてないパソコンはこうなる
 今回は、企業の中で増え続けるパソコンを、どうしたら統一的に管理できるかというお話です。

 私が入社するまでシステム管理者が不在だった会社なので、パソコンの利用環境はメチャクチャです。当然のことながら、社員が利用する各パソコンの設定はばらばらでした。あるパソコンには、ゲームがインストールされていました。サービスパックなどの修正プログラムも適用状況もばらばら。オフィスのパッチなんて一台も適用されていませんでした。企業のパソコンに、なんでDirectXが必要なんだろう。

 一応、外部業者にお金を払って、全てのパソコンの設定を統一するように指示をだしていたそうです。でも、指示漏れや業者のミスなどが多く発生し、かつ、ドメインの管理者権限を外部業者に付与していたため、外部業者が好きなように設定を変更していたそうです。数年前にはコンピュータウィルスでひどい目に遭ったそうです。ドメインを構成しているにもかかわらず、ポリシーはほとんど活用されていません。

 外部業者に全て任せっきりだと、こんなに凄い状況になるんだと驚きましたが、ひょっとして、一般の企業内のパソコンって、これが普通なのかなとも思いました。業者も悪いですが、何も知らないで無駄金を払っている企業も悪いと思います。でも、業者に金を払ってむちゃくちゃにされるなんて、理不尽ですよね。経費の無駄という面だけでなく、管理負荷も軽減できますので、パソコンの利用環境は全社的に統一しましょう。

 私も早速、パソコンの利用環境統一に取り組むことにしました。

パソコンを複製するための具体的な説明
 パソコンの利用環境を統一するためには、マスタとなる1台のパソコンから別のパソコンを複製するという方法があります。元となるパソコンのハードディスクの中身をイメージファイルをとして取り出し、これを使って同じ設定のパソコンを複製するのです。以前のQ&AのNo.011に、その概要を掲載していますが、今ならもっと簡単な方法もあります。

 それは、ディスクコピー機を使うことです。価格の高いものから安い物まで、様々な製品がありますが、1台あると便利です。私は使ったことはありませんが、「これdo台マスター」という製品は価格が安いですね。

 元となるパソコンを1台作成しておき、そのハードディスクを取り出し、複製先のパソコンからもハードディスクを取り出し、ディスクコピー機に接続して複製します。その後、機種ごとに異なるデバイスドライバのインストール、コンピュータ名の変更、ドメインへの参加などを行えば、1台あたり1〜2時間で複製パソコンの完成です。

 普通にパソコンをOSからインストールして、パッチを当てて、アプリケーションをインストールして、またパッチを当ててなんてやってると、簡単に1日が終わってしまいます。この作業と比較すれば、大幅な時間短縮になります。1台あたり1〜2時間で簡単な作業なら、社員でも十分にできますので、経費の節減になります。

 複製元となるパソコンはノート型が良いと思います。理由はハードディスクが取り出しやすいから。ハードディスク容量は小さい方がコピーする時間が少なくてすむので、OSやアプリケーションに必要かつ十分な容量のハードディスクを選択するといいでしょう。WindowsXPSP2+Office2003(Excel、Word、Access、PowerPointのみ)+アルファ(VNCやJW−CADなどのフリーソフト)で、6GBもあれば十分です。秋葉原まで行って、中古の2.5インチの6GBハードディスクを購入しましたが、もう姿を消しつつありますので、早めに購入することをお勧めします。当然ですが、複製元となるパソコンにインストールするWindowsXPやOfficeはアクティベーション不要の企業向けCDを入手しましょう。(ライセンスを正しく入手しましょう。)

 と書いておきながら、結局、私は現時点ではディスクコピー機を使っていません。マスタパソコンのハードディスクの中身をイメージファイル化して、CDに焼いて使っています。その理由は簡単で、省スペース型のデスクトップパソコンの場合、ハードディスクを取り出して元に戻すのが非常にめんどくさいからです。取り出そうとして壊してしまうのも嫌ですし。私が勤務している会社の場合、半分以上が、この省スペース型デスクトップなのです。

 複製してパソコンを作ると、OSがインストールされているCドライブの容量が複製元のパソコンと同じになってしまい、使い勝手が悪いという話を良く聞きます。以前なら、有償のソフトウェアを利用するしか方法がなかったのですが、最近は、gPartedという素晴らしいソフトウェアが存在します。(リンクに追加します。)リナックス万歳。CDから起動して、NTFSの領域変更ができるのです。システム領域でも全く問題ありません。(ただし、ダイナミックディスクに対してはエラーになりました。)

ライセンス違反に注意!
 これで、私が勤務している会社に導入するパソコンは、全て同じ設定にして配布できるようになりました。でも、2つだけ注意して欲しいことがあります。

 一つめは、以前も同じ事を書きましたが、ライセンス違反に注意してください。パソコンにインストールしたアプリケーションを簡単に複製して使えてしまいますから。最近は、ライセンス違反に対して非常に厳しくなってきています。BSAなどに告発されたら、企業の信用を損なう大問題になります。

 二つめは、何を標準でインストールするかを決めて下さい。各企業ごとに標準で必要となるソフトウェアは異なります。OS、オフィスソフト、ブラウザ、メーラ、グループウェアなどに何を使うかは、会社ごとに異なると思います。

 最後に、Q&AのNo.011の方法について、もっと具体的に教えて欲しいという話が、これまでに何件か来ていますが、過去の遺物であるMS−DOSに対する知識が必須ですし、一歩間違えばライセンス違反で訴えられますし、万人が知る必要のない事だと思いますので、個別に対応いたしますので連絡を下さい。(一つだけアドバイスをするなら、MS−DOSで利用可能な外付けで8GB程度の容量を持つハードディスクは貴重です。多分、秋葉原にも存在しないので、オークション等で入手しましょう。)

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