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No.119 ITコーディネータの現実
概要
・ITC多摩協議会に加入して、先日、その総会に参加した。
・協会の理事さんの講話があり、ITCの業務だけで自立するのは困難だと感じた。
・中小企業に対して、経営戦略から入るプロセスは難しいと思う。
・様々な企業や団体の社外情報システム部門として自立する道を探りたい。
(2008/02/10)

ITC多摩総会
 昨年の12月にITコーディネータに認定されました。ITコーディネータの組織は、まだ発展途上のようで、地域の支部とかはなく、各地域でITコーディネータの方々が集まり、自主的に活動しているのが実態です。この自主的な活動組織のことを届出組織といい、ITコーディネータに認定されると参加することができます。

 埼玉県にもいくつか組織がありますが、地元の方は商工会議所の会員になることに決めていましたので、ITコーディネータの団体は別の地域にしようと思いました。

 いくつかの届出組織のウェブサイトを比較検討しました。その中で、しっかりと活動していそうなITC多摩という団体に加入することに決めました。入会金が5000円で年会費なしという点や、活動地域が神奈川県、東京都、埼玉県と幅広かったのも良い点だと思います。

 そうしたら、良いタイミングで総会が開催されるとのこと。せっかくなので、他のITコーディネータの方々がどのような活動をされているのかを知る良い機会だと思い、参加してみました。

総会、講話
 総会には50名以上のITコーディネータのみなさんが参加していました。年配の方が多い印象を受けました。会長のお話や決算報告などがあり、総会は無事終了。その後、記念講演やディスカッションが催されました。

 その中で、ITコーディネータ協会の理事の方の講演がありました。今年のテーマは「ITCの自立」だそうです。現在、ITコーディネータの資格保有者は8000名弱。約7割が企業内ITコーディネータであり、私のように独立して仕事をしている方は約3割だそうです。

 と言うことは、2400人ぐらいか。でも、ITコーディネータとして年収1000万円を超えるのは約60名だそうです。これじゃ職業としてのITコーディネータは成立しませんね。だからこそ、ITコーディネータに自立して稼いでもらいたいということなのでしょうか。私は協会で仕事のあっせんなどを手がけた方が良いと思うのですが。

 この講演で、ITコーディネータという資格を取っただけでは、食べていけないという現実をしっかりと認識できました。

 その後、経産省の方の講演やディスカッションなどがあり、夜は懇親会という流れでした。

 今回、この総会と講演に参加したことで、初めてITコーディネータの資格を維持するためのポイントを取得できました。1ポイントです。年間10ポイント取得しないと資格を維持できないので、いろいろと活動には参加しようと思っています。

社外情報システム部として
 ITコーディネータは中小企業に対してコンサルティングを行う事を想定した資格だと思います。しかし、中小企業に対して経営戦略から入るのは違和感があります。

 もし私が中小企業の経営者なら、経営戦略よりも目先の利益で精一杯だと思いますし、仮に経営戦略の策定に協力してもらいたい場合でも、中小企業診断士の方や契約している税理士さんに相談すると思うからです。また、ITコーディネータという資格は、まだまだ認知度が低いですし、残念ながら「ITコンサル」というだけで毛嫌いする中小企業の経営者も多いという話を聞きます。

 なので、私はまず「経費の節減」から入り、直接的に費用を削減して利益に貢献することを目指しています。情報システム部門は、歴史的に見ても、人件費の削減から始まっていますからね。費用の削減により資金的に余裕ができたら情報化投資で良いと思います。無理に投資しても使われない情報システムができるだけですからね。喜ぶのは業者だけです。

 ITコーディネータは独立するためではなく、ITコンサルタントとしての考え方を勉強する資格としては面白いと思います。私は、様々な企業に対する社外情報システム部門として自立する道を探りたいと思います。

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