| No.129 雑誌がインターネットに勝つために |
| 概要 |
・久しぶりに週刊アスキーという雑誌を購入した。
・以前はたくさんのコンピュータ雑誌を購入していたがやめてしまった。
・インターネットの影響により、雑誌も役割を変えなければ生き残れないだろう。
・付録、誌面の大きさ、店員の存在、地域などで勝てる余地はあると思う。
(2008/06/29)
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| 懐かしいアスキー |
昨日、お客様を訪問するために電車に乗る時間がかなりありそうだったので、駅の売店で「週刊アスキー」という雑誌を購入しました。コンピュータ雑誌を購入するのは、かなり久しぶりのことでした。
私も以前は、非常にたくさんの雑誌を購入していました。コンピュータ系の雑誌だと、「I/O」に始まり、「OH!MZ(X)」とか「月刊アスキー」とか「ベーシックマガジン」とか「ログイン」とか「DOS/Vマガジン」とか「日経パソコン」とか「日経コンピュータ」とかですね。そして、現在も定期的に購読しているのは「日経コンピュータ」のみとなってしまいました。それも、定期購読期間が終わったら継続するつもりはありません。
その理由は、みなさんお判りだと思いますが、インターネットの普及です。私が週刊アスキーを買って電車に乗った時もそうでしたが、電車に乗っている人のほとんどが携帯電話でメールをしたり、インターネットのウェブサイトを見たりしています。昔は新聞や雑誌を読んでいる人が多かったですが、今は携帯電話が全盛です。たまに書籍を読んでいる方を見ると、重そうで大変だなと思ってしまいます。
私の場合、携帯電話は通話にしか使いませんが、パソコンを使ってインターネット上のサイトを巡回して情報を入手しています。インターネットの方がタイムリーに、かつ、検索エンジンを使うことで大量の情報の中から簡単に欲しい情報が手に入ります。以前は信憑性に少し疑問がありましたが、最近は雑誌なんかよりも確実な情報が存在することも多くなりました。コストもほぼ無料と考えて良いでしょう。雑誌でしか入手できない限定情報というのも数が少なくなったように感じます。
そのため、ほとんどのコンピュータ雑誌が姿を消しつつあります。残っているのはほんの一握り。週刊アスキーも読んでみましたが、インターネット上の話題を超えるような内容は少なかったように思います。月刊アスキー時代とは流通チャネルと販売周期を変えたことで、インターネットに対抗しようとしているのは理解できます。週刊誌であれだけの内容を詰め込んでいるのも凄いことだとは思います。それでも、わざわざお金を出して買うか言われると...です。
(私個人の感想ですので、週刊アスキーの大ファンの方がいたら、ごめんなさい。)
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| 雑誌の役割 |
では、将来的に雑誌というものが、どうなるかを考えてみたいと思います。インターネットの情報は、これまで以上に即時的に、正確に、大量になっていくでしょう。この面で雑誌が勝つことは不可能だと思います。
また、保存、改訂、流通、検索、広告などの面を見ても、雑誌に優位性はありません。はっきり言って、現時点で雑誌がインターネットに勝てる要素は少ないと思います。だからこそ、販売数が減少して、廃刊したりウェブに統合されてしまう雑誌が非常に多くなっているのが現状でしょう。
しかし、出版業界は巨大産業です。優秀な人材も設備も資金もまだまだ残っているはず。これだけの経営資源があれば、戦略次第で、私でも買いたいと思える雑誌を作り出すことができると思うのです。
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| どう変わることができるか |
現時点で、雑誌がインターネットに勝る部分を私なりに考えてみました。その結果、少なくとも、付録、誌面の大きさ、店員の存在、地域の4つはあると思います。この優位性を使って雑誌も変わることができないかと思います。
付録は見ての通り。最近、面白い付録が雑誌に付くことが多くなりました。付録がメインの雑誌も存在します。付録が雑誌の価格よりも価値があれば必ず買うでしょう。インターネットのウェブサイトに付録を付けるためには、個人情報を入力してもらって送付する手間が発生します。
誌面の大きさもあると思います。携帯電話やノート型パソコンの画面よりは、誌面の見開き大きさの方がかなり大きいと思います。大きければ見やすく作ることもできますし、情報を詰め込むこともできるはずです。インプレス社のできるシリーズが売れたのも、非常に見やすかったからだと思います。
書店というリアルな場所で、店員という人間が関与して販売しているという利点もあるでしょう。店員さんオススメ雑誌とか手作りPOPが流行しているのも、インターネットでは判りにくい現実の人間の感情がそこにあるからだと思います。
インターネットは常に全世界が対象になってしまいますが、書籍なら地域限定で流通させることも可能かと思います。特定の地域でのみ受け入れられる雑誌とかを作れるのではと思います。
私はインターネットをふらついて情報を得ることも好きですが、本屋をふらついて情報を得ることも好きなので、これ以上、出版社や書店が倒産することがないように願っています。
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