| No.131 パソコンの予算は10万円 |
| 概要 |
・ウルトラモバイルPC(UMPC)が発売され、注目を集めている。
・非常に価格が安く、もうパソコンを10万円以上で購入する必要はない。
・数社から発売されているが、特にHPのUMPCがビジネス向き。
(2008/07/27)
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| UMPCとは |
パソコンが100円。先日、家電量販店で見かけた光景です。イーモバイルのデータ通信カードとUMPCと呼ばれるノート型パソコンがセットで100円で販売されていました。
私は1年前に会社を創業する際に、イーモバイルのデータ通信カードとパナソニックのレッツノートを購入しました。今だったら、絶対にこの100円セットを購入するでしょう。確かに、画面の大きさや性能の違いはあると思いますが、この圧倒的な価格差なら話は別です。徐々に不景気に突入しつつある日本経済の中、少しでも経費を節減したいという企業は多いと思います。
この100円で販売されているパソコンは、UMPC(ウルトラモバイルパソコン)と言われています。小型のノート型パソコンです。以前は、もっと小型のタッチパネル方式を採用した小型端末のようなものをUMPCと呼んでいたようですが、ここへ来て、小型ノート型パソコンが非常に安価に発売されたために、従来のUMPCの存在意義は薄れていると感じています。
データ通信カードとセットで購入しない場合の定価は5万円〜8万円ぐらい。いくつかのメーカから発売されています。この価格は非常に重要な意味を持ちます。ソフトウェアを加えても、10万円以下でノート型パソコンが購入できてしまうのです。もちろん、オフィスソフトの価格次第なのですが、無償で利用可能なオープンオフィスとマイクロソフトオフィスの互換性向上もあり、ソフトウェアの価格も抑えることができるようになってきました。
ノート型パソコンは狭いオフィスが多い日本企業に、数多く採用されています。持ち運びも便利ですしね。デスクトップ型パソコンを10万円以下で購入することは、以前でも可能でしたが、UMPCの登場でノート型パソコンの価格破壊が始まったと言えます。
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| ビジネスにつかえるか? |
でも、あんまりパソコンの価格が安いと、やっぱり個人向けであって、ビジネスには利用できないのではないかと思う方もいると思います。確かに、画面の大きさや性能は、通常のノート型パソコンと比較すれば劣っている点も多いでしょう。
特に問題だと思うのは、画面の大きさとバッテリー駆動時間です。その他の性能に関しては、デザイン用途や3Dゲームなど高性能を必要としないのなら全く問題ないレベルです。表計算、ワープロ、電子メール、インターネットなどの軽いソフトウェアを使うだけなら十分にビジネスで使えます。
画面の大きさは液晶自体は小さいのですが、解像度はかなりのものです。最近、HP社から発売されたUMPCの画面解像度は1280×768ドット。これって私が使っているレッツノートよりも広いです。(泣)バッテリー駆動時間もオフィスの机の上でコンセントを差して使う分には何も気にする必要なし。
OSをビジネス用に変更しても約8万円。これにオープンオフィスをインストールして使えば、10万円以下でビジネスに十分活用できるノート型パソコンのできあがりです。素晴らしい。
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| 今後は? |
パソコンの価格破壊の流れが今後も継続するかというと、私はそろそろ限界だと思っています。安価にパソコンを購入できるようになれば、企業向けパソコンの普及に弾みが付くことは間違いないと思いますが、これ以上価格が下がっても、あまり購入の動機付けにならないと思うからです。
なぜなら、企業や諸団体内部の決裁権限の関係で、「10万円」という価格を超える超えないという問題は大きいと思います。つまり、部長の了解を得ないとパソコンを買えないか課長の了解を得ればパソコンを買えるか、競争入札を実施しないとパソコンを買えないか指名入札でパソコンを買えるかという話です。やっぱり、人間は簡単な方に流されてしまいますからね。
また、中小企業だと該当することが少ないと思いますが、10万円以下のパソコンであれば、確実に固定資産税は不要になります。(詳しくは税理士さんに聞いて下さい。)
今後、特殊な用途でない限り、一般事務用パソコンの予算を1台あたり10万円以上にする意味はありません。予算の少ない企業や公共団体の皆さんは「10万円」を基準として、経費節減を心がけましょう。
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