| No.133 サーバも10万円(構想) |
| 概要 |
・先日、中小企業向けに情報化の提案を行ったら、サーバに関するコストが高いと指摘された。
・サーバには特殊なOSや機器が搭載されるため高価になってしまう。
・だが、発想を転換して予算10万円で構築できるか構想を練ってみた。
・次回のひとことまでに、試作してみようと思う。
(2008/08/24)
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| サーバの導入提案 |
先日、情報システムの経費節減や情報化基盤の整備について、ある中小企業に提案を行いました。こうすればもっとコスト削減になるとか、こうした方が安心して使えるという提案です。お客様からの反応は良かったです。
でも、サーバに関する提案の部分で、いろいろな意見が出ました。このお客様は、すでにサーバを導入して利用しているのですが、いろいろな不満があるようでした。何もしていない(ように見える)のに、付けっぱなしなので電気代はかかるし、暑いし、うるさいし、場所をとって邪魔だし、保守費は高いし...ということで、必要性は理解しているものの、不満が多いという状態でした。
ハードディスクの容量が不足してきているので、更新しようと考えているとのことでしたが、安いサーバでも初期費用で30万ぐらいはかかるとお話ししたところ、きっぱりと「高い」と言われてしまいました。
以前、私は裕福な大企業の情報システム部門に所属していて、1台200万円ぐらいのサーバを購入していましたので、30万円のサーバは安いと感じてしまいます。でも、景気後退局面で厳しい経営環境の中、中小企業の経営陣は少しでもコスト削減を意識しているのだと感じました。
確かに言われてみれば、以前は1台100万円ぐらいしていたパソコンが、今や10万円以下なのですから、サーバだってもっと安く作れるのではないかと思いました。そこで、ちょうど私の家のパソコンが増殖してきて、そろそろサーバでも作ろうかなと思っていたので、中小企業および家庭用サーバを作ってみることにしました。
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| 高価になってしまう原因 |
普通のパソコンと比較して、サーバが高価になってしまう原因は3つあると思います。
一つめは、特殊な機器です。ハードディスクのデータを外部媒体に保管するためのバックアップ装置、停電や雷から守るための無停電電源装置、多数のハードディスクを制御するためのディスクアレイコントローラなどです。特に、大容量バックアップ装置は機器も媒体も高価です。普通のパソコンには搭載されないので、価格がどうしても高くなってしまいます。
二つめは、特殊なソフトウェアです。特殊な機器を操作するためのソフトウェアだけでなく、OSそのものもサーバ専用の特殊なものになります。マイクロソフト社のサーバOSだけで結構な値段になってしまいます。(いろんなバージョンがありますが。)
三つ目は、性能と安全性です。多数のクライアントパソコンからの要求を高速かつ安定して処理するために、CPUやハードディスクを複数搭載して並列処理させたり、一つが壊れても継続稼働できるようにしたりするので、価格も当然高くなってしまいます。また、万一の場合の保守契約費用も高いです。
つまり、価格が高くなるのには、それなりの理由があるのです。単に安ければ何でも良いという訳にはいきません。サーバとして、それなりの仕組みを用意しなければならないのです。
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| 発想の転換と構想 |
そこで、発想を転換して安くて良いサーバを目指して構想を練ってみました。
まず無停電電源装置についてですが、雷によるサージと瞬間停電への対策と割り切ることにしました。完全に停電した場合は、利用者がファイルを保存するまで持てばよいとすることで、容量の少ないタイプにしようと考えました。また、サーバの消費電力を減らすことで、さらに安価な無停電電源装置を利用できるはずです。さらに、消費電力を減らせば、電気代や騒音や熱や大きさの問題も解決できるでしょう。
次にバックアップ装置ですが、ハードディスクからハードディスクに保存することにしました。現状、ギガバイトあたりの単価が最も安いのはハードディスクだと思います。運搬や安全性などを考えれば、テープ装置の方が良いのは判っています。でも高い。とりあえず、外部にファイルを保管できるという状況を作れば、事故や火災などによるサーバの物理的な破損への対策や、消去してしまったファイルの復元への対策にすることはできるでしょう。
その次にソフトウェアですが、リナックスを使おうと思います。無料ですし、サーバの分野ではウインドウズよりも安定しているという話をよく聞きます。でも、私の知識はRedHat9の時代で止まっていますので、勉強し直す必要があります。
最後に性能ですが、クライアント数が十数台までなら、それほど高性能なサーバは必要ないはずです。用途もファイルサーバとプリントサーバぐらいと割り切ることにしました。余裕があれば、グループウェアも動かしてみたいと思います。
実際にどのようなハードウェアを組み合わせるかを考えながら文章を書いているつもりです。省電力と価格のためにマザーボードはMini−ITXにするつもりですが、VIAかATOMか迷っています。ギガビットイーサが安くなってきているので、サーバ用にぜひ使いたいです。ハードディスクは1TBを2〜3本の予定。RAID1にして2本。USBで外部に1本付けるかを迷っています。サーバOSのリナックスはCentOSかな。RedHat系だし。まだ決めていません。OSは4GBぐらいのコンパクトフラッシュから起動するようにしたいです。省電力と障害対策のためです。
これで、何とか予算10万円で作れないかなと思っています。(ディスプレイは除く)
とりあえず、今回は構想までですが、次回のひとことまでに実際に作ってみて、ノウハウを公開できればと思います。
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