| No.134 債権者説明会 |
| 概要 |
・弊社の取引先の上場企業が民事再生法の適用を申請して倒産した。
・債権者説明会が開催されたので、参加して説明を聞いてきた。
・様々な債権者や弁護士の話を聞いて、嬉しくないが良い経験になった。
・弊社も厳しい状況になったが、もう少し頑張ろうと思う。
(2008/09/07)
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| 倒産!! |
先日、弊社の取引先の上場企業が民事再生法の適用を申請して、事実上倒産しました。大変残念です。
弊社はITコンサルティング契約をして頂き、内部統制システムの構築に向けて、業務改善と情報システムの更新に取り組んでいました。契約は月末締めの翌月末支払という条件でしたので、2ヶ月分のコンサルティング報酬が再生債権という形で支払われなくなってしまったのです。
さらに、個人的には、この会社の株式も保有していましたので、債権と株式の倒産による損失合計額は100万円以上(泣)。株式は民事再生法の適用申請発表後に売却して損失を確定しましたが、債権の方は民事再生法が適用されて、再建計画が認められて、順調に企業が再生されれば、少しは帰ってくる可能性があるらしいのです。
そして先日、債権者説明会が開催されましたので、今後どうなるかという話を聞いてきました。
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| 債権者説明会 |
債権者説明会には、かなりの人数が参加していました。数百名規模です。1社1名という話でしたが、数名で参加している企業も数多く見受けられました。それでも百社以上が参加していたのではないかと思います。上場企業が倒産すると、こんなにも数多くの企業が影響を受けるのだという事実を見て、驚きと深刻さを改めて認識しました。
これまで、私は企業の倒産なんて他人事でしたが、直接的に倒産の影響を受けてみて、本当に大変なことで多大な影響を及ぼし、迷惑をかけることなのだと実感できました。弊社の場合は、コンサルティング業ですので、どこか別の企業から仕入を行うことはありませんが、仕入を行っている企業の場合は、さらにその企業にも迷惑をかけることになります。「連鎖倒産」という言葉は知っていても、その本当の意味をやっと認識できたような気がしました。
債権者説明会は、申立代理人となっている弁護士の方々が中心となって運営されていました。弁護士に対しては多大な報酬を支払い、債権者にお金が少ししか返ってこないのは、何とも言えない嫌な感じがします。でも、仮に民事再生ではなく会社整理だとすると、資産に対して担保を設定している銀行等が全て持って行ってしまうので、債権者への弁済はゼロだという話でしたので、やむを得ないかと思いました。
この話を聞いて、可能な限り銀行にはお金を借りたくないと思いましたし、可能な限り弁護士の世話にもなりたくないと感じました。でも、お金を借りてでも設備投資をしたいと思う世の中にならないと、景気回復なんてほど遠いですよね。これ以上、倒産企業を増やさないようにしないと、景気は落ち込むばかりなのだと実感しました。
経営陣からのお詫びの話が会の冒頭にありました。私はこの企業の経営陣の皆さんを尊敬していました。早期に再生を果たして、また弊社と契約をして頂いて、一緒に働きたいと願っています。本当に大変だと思いますが、頑張って欲しいです。
今後のスケジュールとしては、債権額を確定させるために、債権者向けの調査票が送られてくるとのことでした。それを返送して、再建計画を裁判所に提出して、来年頭ぐらいに再度債権者集会を開くそうです。ここで、再建計画に対して、出席者の過半数かつ債権額の半分以上の賛成を得られれば、弁済される金額が決定となるそうです。私のような少額債権者ではなく、結局は銀行等の大口債権者が計画に賛成するかどうかで再生が決まる仕組みなんですね。
その後、債権者からの質問がたくさん出ました。時間いっぱいまで、様々な質問が出ました。
民事再生では少額債権の弁済が特例的に認められているそうですが、今回は適用しないとのことでした。弊社の場合は少額債権ですので、これに期待していたのですが残念です。それだけ今回の倒産が厳しい状況だったのだと感じました。
質問では面白いハプニングも発生。ドイツ証券の人間が、質問は一人一問程度と言われているにもかかわらず一人で5つも質問した挙げ句、途中で債権者ではないことがバレて回答が中止されるという一幕もありました。しきりにキャッシュフローや資産について把握したがっている様子でした。外資系証券会社でやっていくためには、これくらい面の皮が厚くて、後ろ指をさされてもめげない精神力が必要なんでしょうね。債権者以外を会場に入れないようにして欲しかったです。
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| 弊社の今後について |
弊社も今回の取引先の倒産により大きな被害を受けました。でも、しばらくの間は耐えられると思いますので、もう少しがんばってみようと思います。前々回のひとことで、「倒産しないようにしたい」と書いたばっかりですので。
どうやったら銀行の世話にも、弁護士の世話にもならずに、企業を継続していけるのか悩んでいます。儲かる仕組みを作れば大丈夫なんていう本が出ていますが、そんな仕組みを簡単に作ることはできません。
当面は、情報システムに関する仕事を誠実に実行して、信頼を作ることしか思い浮かびません。ダメだ。
最後に、今回の出来事はぜんぜん嬉しくないですが、良い経験ができたと感じました。(泣)
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