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No.135 サーバも10万円(実践)
概要
・前々回のひとことで発表したとおり、サーバを予算10万円で作ることに挑戦した。
・本体のみだが、予算10万円以内でなかなかのサーバを構築できた。
・作った経験から得た注意点をいくつか公開する。
・とりあえず動作を確認しただけなので、性能や安定性については後日報告したい。
(2008/09/21)

実践!!
 前々回のひとことで10万円サーバの構想について書きましたが、今回は実際に作ってみましたので、この事について書きたいと思います。

 基本構想は以下の通り。

・本体のみで10万円以下。(ディスプレイの費用は除く)
・ハードディスク容量は1TB。バックアップ用を含めて2台購入する。
・サーバOSはリナックスを使う。
・可能な限り省電力で動作させる。
・電源対策は雷と瞬間停電対策のみとする。


 サーバの場合、ディスプレイは初期設定時や障害発生時のみ存在すればいいので、費用から除外しました。ハードディスク容量は、コストパフォーマンスを考えると1TBが最も良いと判断しました。OSは費用削減のため「リナックス+サンバ」を使います。電気代も削減するために可能な限り省電力。そして、電源対策も費用削減のために停電時の継続運用を断念しました。

 これでも、中小企業向けのサーバとして考えれば、必要十分だと思います。

 購入場所はもちろん秋葉原。ケースや電源など非常に重い物もありましたので、自宅から3往復しました。交通費も費用から除外します。

構成について
 構成は以下の通りです。

 マザーボードはMini−ITX。消費電力を削減するためです。「EPIA M700-10E」を選択しました。このマザーボードは消費電力が少ないのと、ギガビットLANが使える点を評価しました。価格は約2.6万円。最近流行っている価格の安いAtomマザーも検討しましたが、OS用にコンパクトフラッシュが使いたかったので断念しました。

 サーバ側でギガビットLANが使えるので、ギガビット対応の8ポートハブも購入。約6千円でした。

 ハードディスクはサムソンの「HD103UICBOX」。約1.2万円でした。これを2台購入。消費電力が少ない割に32MBのキャッシュを搭載している点を評価しました。現時点では、なんと1万円以下で購入できるようです。もう少し待てば良かった。残念。このハードディスクはデータ保存用。OSインストール用に4GBのコンパクトフラッシュも購入しました。約2.5千円でした。

 ケースはIN−WINという台湾メーカの「IWBM639BS120R」を購入。コンパクトフラッシュが使えるVIAのマザーボードの場合、ケースによっては使用できない場合があります。このケースが使えるかどうか不安だったのですが、T−ZONEの店員さんがとても親切に使えるかどうか調べてくれました。感謝です。Mini−ITX対応のケースで、薄型DVDドライブ+ハードディスク2台を内蔵するには、このケースが最適だと判断しました。価格は約1.4万円。他のショップより少し高めでしたが、親切だったので購入。

 DVDドライブはスロットインタイプの「AD-7640A」。約6.5千円。メモリが1GBで約2千円。OSは「CentOS5.2」で日経リナックスという雑誌の9月号の付録を使うことにしました。1.5千円。無停電電源措置はAPC社製の「BE325J」で約5千円。

 その他、スリムドライブ用の変換アダプタや電源変換ケーブル、シリアルATA電源変換ケーブル、ギガビット対応のLANケーブル等の細かい品々を購入しました。

 合計金額は約9万円。10万円で十分におつりが来ました。現時点ならば、ハードディスクの価格が下がっていますし、ハブの費用を除外すれば8万円以下で作ることができるはずです。この価格なら、誰でも納得できると思います。

注意点
 今回のサーバ構築を経験してみて、いくつか注意点を発見しましたので、ここに書きます。何らかの参考になれば嬉しいです。

 まず薄型のDVDドライブです。変換アダプタが必須です。価格は1.5千円程度。買い忘れに注意しましょう。あと普通の5インチドライブと異なり、薄型ドライブの上下の面に少しでも力が加わると、ディスクが擦れて大きな音が発生します。当然ながらドライブも壊れる可能性が高いので、ケースにはめ込むときは、力が加わらないように注意しましょう。

 次にコンパクトフラッシュ。200倍のものを購入しましたが、とても遅いです。また、リナックスをインストールしてみましたが、GNOMEのGUIを使うと、4GBは少ないかも。(まだ詳細設定をしてないので、なんとも言えませんが。)あと、IDEの設定では、コンパクトフラッシュをスレーブに、DVDドライブをマスターに設定しないと正しく認識しませんでした。省電力とデータ保護を考えれば、良い選択だと思ったのですが。

 あとは無停電電源装置。サーバ本体はもちろんですが、無線LAN装置とハブの電源も無停電電源装置に接続することにしました。これなら、ノートパソコンを使っている場合は、停電しても数分間は使い続けることが出来ます。(ノートパソコンは電池を内蔵していますので。)サーバだけでなく、無停電電源装置は主要なネットワークにも必要だということを忘れないでください。

 とりあえず今回はOSをインストールして動作を確認しただけです。このサーバは24時間365日連続稼働させる予定なので、性能や安定性については、機会があれば後日に報告したいと思います。

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